下の図は、1ヶ月を1週間ごとに4等分したもので、ブルーとオレンジの2色で色分けしています。オレンジ色の1週間(B)は体調が良く、ハッピーな1週間です。ブルー色は体調が優れない時期を表しています。さらにブルー色は濃淡で示し、濃いブルーのところが一番体調が悪くなる1週間(D)で、この(D)にPMS(月経前症候群)の症状が出やすいのです。
またこの図は、女性ホルモン分泌の1ヶ月周期を表したものでもあります。 女性はこのように1ヶ月の間にホルモンの増減があり、1週間ごとに体調に変化が生じますが、この変化は将来、可愛い二世誕生に繋がる貴重な、そして女性だからこその変化 なのです。 排卵は(B)と(C)の間で起こります。 (B)の1週間(月経後)は、エストロゲンの分泌が多くなり、子宮に(特に内膜に)水分と栄養を送り、いつ卵子が着床しても良いように子宮内膜の準備をします。
(C)はプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が多くなる時期ですが、内膜の栄養状態を高めて、内膜を分厚く充実させます。この内膜に排卵した卵子が着床するのです。
着床しなければ、分厚くした内膜を掻きとって体外に排出させる準備が(D)で行われ、月経期(A)に入りますが、この(D)に様々な症状が出てくるのです。排卵から月経開始までの期の期間は黄体期(C−D)といいます。

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