コレステロールは脂質の一種で、中性脂肪やリン脂質の仲間です。血液中に存在するだけでなく、脳や内臓、筋肉、脂肪細胞など、全身に広く分布していて、「細胞膜を維持する」という役割を持っています。人間の身体は、約60兆個の細胞の集合ですから、コレステロールはとても重要な役割を果たしているといえます。その他、コレステロールはいろいろなホルモンの材料になったり、食物の消化・吸収を助ける胆汁の材料にもなっています。
しかし、人間の体に不可欠なコレステロールも、過剰に蓄積されれば、問題が生じてきます。大切なのは、多過ぎず、少な過ぎず、適正な数値を保つということです。
日本動脈硬化学会の指針では、総コレステロール値が220以上、LDLコレステロール値が140以上で、高コレステロール血症としています。
コレステロールには、悪玉(LDL)と善玉(HDL)と呼ばれるコレステロールがあります。正確には、LDLやHDLは、コレステロールそのものではなく、コレステロールを運ぶ車のようなものです。そもそも脂質であるコレステロールは、血液に溶けないため、「リポたんぱく」という車に乗って血液中をを移動しています。
一般にLDLは、肝臓から全身へ、コレステロールを運んでいますが、それが増えすぎると、体の中にコレステロールが余ってしまいます。この余ったコレステロールが酸化して変性し、血管壁に入り込んで、動脈硬化の原因となるため、「悪玉」と呼ばれています。逆に、HDLの方は、血液中に余っているコレステロールを回収して肝臓に運ぶ役割をしており、不要なものを回収してくれるので「善玉」と呼ばれているのです。
みなさんの多くは、高コレステロールを予防・改善するには、コレステロールを多く含む鶏卵や魚卵、レバーなどの食品を控えるのが一番であると考えているのではないでしょうか。しかし、必ずしもそうではありません。なぜなら、体内にあるコレステロールのうち、食事から摂取したものは2割にすぎず、残りの8割は肝臓で合成されたものだからです。実際、病院で治療に使われている薬も、肝臓でのコレステロール合成を抑制するものです。
コレステロールが肝臓で合成される時に、「脂質や糖質」を材料としますので、材料となる脂質や糖質を控えて、体内で合成されるコレステロール量を減らすことが数値を下げる早道です。
食事や運動で頑張っているつもりでも、なかなか数値が下がらない方がいます。そのような場合には、紅麹が原材料の「モナコリン」を利用するのも良い方法です。「紅麹」は、長い歴史のある発酵食品ですから、味噌、醤油、味醂、酒類(紹興酒など)や、和洋菓子の色づけとしても使われている安心なものです。笹塚クリニックでは、血液検査の結果、コレステロール値が高い方にサプリメントの「モナコリン」を処方しています。健診で数値を確認しながら処方していきます。
※笹塚クリニックで健診を受けた方に処方します。
「紅麹(ベニコウジ)」は、お酒や味噌・醤油などを作る時に使用され、古くから多くの人々に食されてきた素材で、麹の中で唯一、漢方薬の材料になるものです。この紅麹から抽出したものが「モナコリン」です。「モナコリン」は、コレステロールを減少させる働きがあり、継続して摂ることで、約20%程度の数値を下げることができます。また、継続してもコレステロールが下がりすぎる心配はなく、薬のような副作用もありません。
コレステロールは、肝臓において約20数段階の反応を経て合成されます。その段階中、コレステロールの合成を早める酵素というのがあり、それを『「HMG-CoA還元酵素』といいます。「モナコリン」は、『HMG-CoA還元酵素』を特異的に抑制することにより、肝細胞内のコレステロールを減少させます。簡単にいうと、邪魔をして作らせないわけです。モナコリンを継続して摂ることで、生活習慣病を防ぐためのコレステロール管理に役立てることができます。

笹塚クリニックは、渋谷区にある内科クリニックです。サプリメントを使った栄養療法を行っており、サプリメントの効果的な摂り方を紹介している予防医療専門のクリニックです。

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