妊娠がわかってから、食べ物に気をつければ大丈夫?
いいえ。妊娠がわかる前に、いつ妊娠しても大丈夫なからだを作っておきましょう。 だって、人間のからだは栄養素で成長するのですから。
"へその緒"ができるまでは、赤ちゃんはお母さんの子宮内膜から栄養を取りこんでいます。受精卵がどんどん細胞分裂する、妊娠のごく初期には、子宮内膜の健康状態が、そのまま赤ちゃんに影響をもたらしてしまうのです。小さな小さな赤ちゃんでも、「足りないよ〜!」「やめて〜!」とお腹の中でストレスを感じているとしたら、怖くありませんか? 赤ちゃんができた!とわかった時に、あわてて禁煙を始めたり食べ物に気をつけ始めても間に合わないと思ってください。子供を作ろうと決めたら、妊娠がわかる前から『質の良い食生活』が必要です。
妊娠中にサプリメントを飲んでも大丈夫なの?
もちろん大丈夫です! 今は妊娠中や授乳期にも、サプリメントで栄養を補うのが普通になってきました。さらに一歩進んで、妊娠に気がついていない、ごく初期にもサプリメントで栄養補給することをおすすめします。質の良い食生活をしたくても、普段の食事ではなかなか摂りきれない、または日頃からサプリメントに助けられているという場合は、妊娠中だからといって心配する必要はないのです。
約40週間という限られた妊娠中の時間の中で、大事な栄養素を送りこむためには、むしろ積極的にサプリメントを利用することをおすすめします。
ふかふかのベッドを作るには?
ベッドと言っても、お母さんの寝るベッドではなく、胎内の赤ちゃんが最初に寝るベッドのことです。つまり"子宮内膜"のことですが、このベッドが赤ちゃんにとって大切なものになります。ふっくらと健康な"子宮内膜"を準備するには、やはり栄養素が大切で、『ビタミンE』がおすすめです。『ビタミンE』には、血流を良くする働きがあり、くまなく血液が流れることで、栄養素もくまなく子宮へ運ばれていきます。ホルモンのバランスにも欠かせない栄養素なので、妊娠前からしっかり摂ることをおすすめします。
そして、なんといっても主役の栄養素は『たんぱく質』です。もし、あなたの体重が50kgだとしたら、あなたに必要な『たんぱく質』の目安量は約50gです。「私は充分と摂れている。」と自信のある人以外は、大豆プロテインなどのサプリメントで効率よく補給しましょう。
賢い子に育てるための栄養ってあるの?
オギャアと生まれた瞬間から賢い子はいませんが、賢い子に育つ"素質"を栄養素で作りたいものですね。「魚を食べると頭が良くなるのよ。」とお子さんに言い聞かせるお母さんはたくさんいると思います。これは、魚に含まれる『DHA』という栄養素が、脳の神経細胞(ニューロン)に多く含まれているからです。つまり、神経細胞の材料をしっかり摂ることは、賢い子に育つ"素質"を摂っていることに繋がります。脳の組織が形成され始めるのは、受精後2週間ころからなので、この時期に『DHA』をお母さんからしっかりともらえるかどうかで、生まれた後の知能指数にも影響があるといえそうですね。

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